目黒区鍼灸師会/公益社団法人東京都鍼灸師会目黒支部

2019年3月3日粕谷大智先生「脳血管障害後遺症に対する鍼灸治療」

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日時:2019年3月3日(日)13:30-17:30
会場:下目黒住区センター
内容:脳血管障害後遺症に対する鍼灸治療
⑴中枢性疼痛
⑵口腔ケア[嚥下障害/口腔乾燥症状]
⑶機能向上
参加者: 3月3日第3回粕谷大智先生研修会
参加者:総勢29人(うち会員外15人)
会員:三嶽、林、藤岡、唐沢、山本、横山、 江波戸、伊藤、桑田、加藤、荒井、矢谷、大浦、山内(以上14名)
座学では脳血管障害後遺症に対する鍼灸治療のエビデンス、有用性のデータ、足底にはメカノセプター固有感覚受容器が沢山分布している、など実技デモでは脳血管と三叉神経が関連していることから魚腰、下関への刺鍼、反復
唾液嚥下テスト(RSST)、口腔水分計ムーカスによる測定(前後)、嚥下機能改善のテイ鍼によるマッサージ、足部内在筋メカノセプター(バランス受容器)へのアプローチに施灸、大後頭直筋などの自動運動、諸々のなかからピックアップしペアで実技も行いました。
またマゴットセラピー(ウジ治療)の紹介まで!30人近くいるかなでその治療を知っていたのは2名のみでしたが、身体の部位を切断しなくてはならない、そんな時にマゴットのお陰で切断回避できる、大変貴重な治療方法です。
懇親会も粕谷先生の楽しいお話は止まらない!また参加者全員とコミュニケーションを図ろうといつも努めてくださいます!
粕谷先生、ご参加下さった皆さま本日も熱いセミナーありがとうございました‼︎次は9月、鳥海春樹先生のセミナーとなります♪

 

平成31年度 目黒区鍼灸師会 学術講習会の実施報告

日時:平成31年3月3日(日)13:30~17:00

場所:下目黒住区センター

参加者:29名

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目黒区鍼灸師会では毎年2回、学術講習会を主催させて頂いております。

今回は東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 鍼灸部門主任の粕谷大智先生をお招きして『脳血管障害後症状への鍼灸治療』をテーマに開催いたしました。

粕谷先生による学術講習会は今回で3回目となりますが、最近ではNHK「ためし

ガッテン」に出演されるなど非常に多忙な中にも関わらず、今年も貴重な機会を頂く事ができました。

※内容に関しては、脳血管障害の後遺症として多く見られる【拘縮・疼痛・嚥下障害・唾液分泌障害へのアプローチ】を中心に、第1部はスライドでの座学、第2部は実技実習という流れ実施。

 

第1部のスライド講義では、脳血管障害後遺症に対する鍼灸治療のエビデンスの説明から開始。MRI画像上における鍼灸治療後の脳血流量の変化やXPによる嚥下機能検査のビデオなど、貴重な臨床データを基に鍼灸治療後の変化について説明頂くなど、大変興味深い内容でした。時折ジョークを交えた粕谷先生の軽妙な語り口に参加者から笑いが起こる場面も多く、難しい内容にも関わらず会場は終始和やかな雰囲気で進行した事がとても印象的でした。

第2部の実技実習では、まずは粕谷先生のデモンストレーションから始まり、その後はペアで練習しあう形式で実施。脳血管障害後遺症として多く見られる病態への治療テクニックが中心であり、具体的には屈曲拘縮に対する伸展位誘導での刺鍼や足底の固有感覚受容器を狙った施灸、また舌骨筋群等へのてい鍼刺激による唾液分泌増加と嚥下機能改善など、臨床に直結するテクニックと効果を実際に体験しながら学ぶ大変有意義な実習でした。

 

講習会参加者からは、「説明が非常に分かりやすかった」「スライドの資料が大変興味深く勉強になった」「実技指導がとても丁寧だった」との感想が多く、ほとんどの方が「また次回も参加したい」とのアンケート回答を頂きました。その後の懇親会では18人が参加。

《マゴットセラピー》など、普段ではなかなか聞けない話題を色々とお話し頂き、大変盛り上がりました。

次回は9月16日(月・祝)、鳥海春樹先生をお迎えして実施予定でおります(※テーマは未定)。どうぞご期待ください。

(報告:東京都鍼灸師会・目黒支部 大浦祐之)

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